競馬の重賞競走にも様々な形態があります。そして、大きく分けると芝戦とダート戦に分類する事が出来ます。ここではそのダート競走の重賞のポイントを紹介していきます。
重賞レースに限らず、まずダート戦の競走馬の特徴を掴んでおく必要があります。br/>
ダート戦はダートという地面の性質の為、先行馬有利という事が良く言われます。br/>
また、身体の大きな馬がダート戦に向いているという傾向もあり、それは大型馬の方がパワーがありダートに向いているという理由からです。br/>
大型馬の目安としては馬体重が500kgを越えている様な競走馬を一般的に指します。br/>
この傾向から、大型馬で先行策が得意な競走馬がダートに強いと言えます。br/>
例外として、馬体重が500kgに満たない小柄な競走馬の場合でも、差し馬であれば差しきる事もあり、馬体重と脚質を見るという事は大きな一つの基準となっています。
ダート競走のG1は東京で開催されるフェブラリーステークス以外は比較的小回りな競馬場で開催される事が多く、地方交流重賞等の地方で開催されるレースも小回りが基本です。br/>
小回りのコースは器用さが必要であり、例としてストライドの大きな馬はコーナーのゆるい東京競馬場のフェブラリーステークスを勝っても地方の重賞はなかなか勝てないという事も大いにあり得ます。br/>
地方のG1を含め、どの競馬場で勝っているのか、偏り等を見てその競走馬がどういうコースが得意なのかを見ていくと予想も絞りやすくなります。
ダート競走馬は基本的に競走馬生活が長いですし、高齢馬であっても活躍する事も多々あります。br/>
これはダート競走で活躍した馬は芝で実績を残した馬程に種牡馬としての人気がない事、それに伴い牡馬は去勢をしてセン馬にしてしまう為、繁殖という道がないという理由や、ダートは芝に比べて脚にかかる負担が軽く、その分長い競走馬生活を送れるという理由があります。br/>
この点から、芝の重賞の様に高齢馬を軽視するのは危険で、実績のある競走馬でも前年の同レースで好走していたりする場合は近走の成績が悪くても見限らない方が良い場合もあります。br/>
あくまでコースやレースとの相性を見て判断する事が重要となり、そこから能力、展開等の予想を立てていくのがポイントとなります。